ファスティングとは
体内リセット、デトックスを目的とした健康療法です。

「ファスティング」のことを、ダイエット法の一種だと言う人もいますが、 「ファスティング」の原点は、医聖ヒポクラテスの「病人に食べさせると、病気を養う事になる。一方、食事を与えなければ、病気は早く治る」、「満腹が原因の病気は空腹によって治る」などの言葉にこそあります。

長年の習慣で身についてしまった「満腹になるまで食べ過ぎるクセ」、微量でも取り続けることで体内に溜まっている「有害な物質」、刺激の多い味に慣れて「鈍くなっている味覚」などが、ファスティングを行うことで改善されるのです。

ダイエット=痩せることとばかりに、特定の栄養素を抜いた食事を続けたり、いきなり断食したり、怪しげな薬や名ばかり「酵素ドリンク」に頼ったりと、我流で行う人も増えているようですが、無理な断食や単品食いダイエットなどは、内臓を休めるどころか、 栄養失調や骨粗鬆症を招いたり、かえって痩せにくい体質になったりすることもあって、本当に危険。 断食療法などは、医師の管理・指導の元でしっかりと行わなければなりません。誰にでもできる「安全で効果的なファスティング」の基本は、生命活動に支障をきたさないよう適度なエネルギーと栄養を取りながら、準備期間から復食期間まで計画的に行うものです。

1回でも効果が実感できますが、定期的(1か月~2か月に1度)に続けることで、自然治癒力や免疫力UP、体質改善の効果が期待できるでしょう。

ファスティングは3ステップで1セットです

① 前日まで行う 「準備期間」

② 食事をしない 「ファスティング期間」

③ ファスティング終了後の 「復食期間」

ファスティングは、行う前と後の食事がとても大切です。
準備期間で食事の量を少しずつ減らし、 体に優しいマクロビオティックに基づいた食事 を心がけましょう。 1~2食をマクロビオティック酵素に替えておくのも、ファスティングをラクに始めるコツです。
復食期間は特に過ごし方が重要です。 体も味覚もリセットされ、水の味もわかるほど。 内臓が驚かないよう、少量の野菜スープなどから始め、数日かけてゆっくりと普通食に戻していくと、 リバウンドの心配もありません。

① 準備期間

◉ 良質のお水を1日2リットル。 こまめに分けて飲む◉ アマニ油、エゴマ油を1日大さじ1~2杯取る◉マクロビオティックにもとづく体に優しい食事を心がける◉マクロビオティック酵素を取って腸内環境を整える◉ファスティング前夜は、20時までに夕食を済ませる

② ファスティング期間

◉ 朝目覚めたら、良質なお水 (白湯) をコップ 1~2杯飲む◉ 良質なお水を1日2リットル程度、こまめに分けて飲む◉なるべく普段通りの生活をする (軽い運動はOK)◉朝、昼、晩、 就寝前を目安に 「マクロビオティック酵素」 を飲む

③ 復食期間

◉ 1日目 野菜の出汁スープや重湯など、 内臓に負担をかけない液 状を少量ずつ取る◉ マクロビオティック酵素を取って腸内環境を整える◉ 2日目 柔らかいおかゆ、 リゾットなどから少しずつ固形物へ◉3日目以降 マクロビオティックにもとづく体に良い食事習慣へ

「マクロビオティック酵素」で行う ファスティング成功のコツ

ファスティング中は、はじめのうちは空腹が辛いかもしれませんが、マクロビオティック酵素の水割りをこまめに飲むことで、だんだん慣れていきます。
激しい運動や寝不足は避けて、なるべく普段通りの生活を送りましょう。
ウォーキングなどの軽い運動は空腹感を抑える効果もあります。

ファスティング実践中の注意事項

◉1日2ℓ以上、 良質な水を飲む◉ カフェイン入りの飲み物は控える (コーヒー、紅茶、緑茶等)◉ アルコール、タバコは厳禁◉固形状の食べ物はとらない◉嗜好品 (ガム、 アメ、 清涼飲料水) も控える◉なるべく、 普段通りの生活を◉空腹で落ち着かないときは軽い運動や入浴でリラックス◉ハードなスポーツは控えて、 軽いウォーキングや ストレッチを 90