マクロビオティック酵素誕生秘話

マクロビオティック酵素 誕生を語る。

橋本幸雄

47年前にブラジル・サンパウロに会社を設立
44年前にブラジル農場を入手

真の植物性発酵エキスを追い求めて
20年前にマクロビオティック酵素を誕生させた
(2023年現在)

マクロビオティック酵素株式会社会長橋本幸雄。

いま思えば、
マクロビオティック酵素の誕生には、
たくさんの奇跡と、
たくさんの方々との出会いがありましたねぇ。

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マクロビオティック酵素年表

1972年2月:販売代理店設立

三菱グループの旭硝子のパイロセラム パイレックスの販売代理となり25%の株式を持ってもらう。
翌年、三菱商事とロイヤルゼリーの販売代理として日本一のロイヤルゼリーの販売をする。年間で60トンの生ロイヤルゼリーを売る。

1975年2月: 創業

食の大切さを痛感し、自然食品の未来を見据えて創業。同年に日本緑十字社を経営。

1975年2月: 初めてブラジルへ

太陽、大地、水……大自然のエネルギーを求めて、ブラジルへ渡る。
南米パラグアイ産のロイヤルゼリーの販売を頼まれてブラジル進出ブラジル三菱商事の協力を頂く。
NCB ,CO. ;(ナチュラル、コーポレーション、ブラジル株式会社) 創業46年100%子会社。

1976年4月: ブラジルで会社設立

サプリメント、健康食品の販売をブラジル国内で開始。

1979年8月: ブラジル農場購入

後に数々の奇跡を生む”ブラジル農場”を購入。
1980年

1982年 出会い

小野田寛郎先生と奇跡の出会い。
農場長としての30年間、「マクロビオティック酵素」誕生の礎となった。

1985年2月: 設立

マクロビオティック酵素株式会社の前身となる会社を設立。
2000年

2002年8月: 久司道夫先生と共に「マクロビオティック酵素」の開発を始める

理想の植物性発酵食品をめざして、ブラジルの大地で苦難の道を歩き始める。たくさんの人々の支援を得て、遂に念願の「マクロビオティック酵素」が誕生。
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ブラジル農場を流れる川

自然が浄化する美しい4本の川と、毎日2500万リットルの天然湧き水が流れている

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ブラジル水工場完成式典

現地州知事、市長も参加

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マクロビオティック酵素初回試作

数々の軌跡と試行錯誤によって誕生したマクロビオティック酵素

①「食べ方は、生き方。それが人間の基本理念。」 そう確信されたきっかけはいつだったのですか?

私が30代前半の頃、いまから50年程前のことです。3人の娘がいた私に、ある産婦人科のドクターがこう言ったのです。「食べ物に気を付けないとダメですよ。いま一部の女性の身体に困った変化が起きてます。流産、早産、死産、奇形児が異常に多くなっています。小さい時からの食習慣に大きな原因があると私は考えます。気を付けてあげてくださいね。」 そして一冊の本をくれました。あの有名なレイチェル・カーソン女史の「沈黙の春」です。農薬などの化学物質の危険性を訴えた本ですが、読み終えて私は衝撃を受けました。 「これでは駄目だ!人間の身体に本当にいい食品を作るんだ!」と決心し、自分の人生をかけることにしたのです。

②その頃の日本人の食習慣はどうだったのですか?

まさに食の欧米化、ジャンクフード化が進んでいましたねぇ。特に若い人たちの間では、手軽に美味しく食べられるインスタント食品やファーストフードといった低栄養、高カロリー、高脂肪の食品に魅了されていましたね

③そこで腸内環境の大切さ、そして酵素の働き、発酵食品の必要性に気づかれたわけですか?

そうです。いろいろ研究し、お話を伺ったりしていくと、腸の働きがいかに大切なのかがわかりました。腸内には100種類、100兆個の微生物、細菌が活動してしています。その微生物、細菌を元気にするのが酵素の力であり、そのためにより良い発酵食品を摂り続けることが絶対に必要なことがわかりました。

④理想的な発酵食品の誕生を求めて、はるか遠くのブラジル大地を選ばれた理由は、なんだったのですか?

人間が口にする食材を育てるには、農薬、化学肥料の害がまったくなく、無公害の大気で、天然100%の真水が豊富に流れている、そんな広大な農場はないものだろうかと、ブラジルに目をつけ、ブラジル全土だけでも50カ所以上探し回った結果、最後に見つけたのが、現在のマクロビオティック酵素ブラジル農場です。 原生林に囲まれた大地に立った時「ここだ!」と興奮しましたねぇ。

⑤その頃出会った方々が小野田寛郎先生、橋本悟郎先生、久司道夫先生ですね。お三人方のお話をお聞かせください。

野田先生は農場長として30年間、ブラジル農場を守っていただきました。農場開拓以来44年(2022年現在)。そのうちの貴重な30年間でした。すべての礎を築いていただきました。
橋本悟郎先生は2000種類もあるブラジルの薬草を研究され「ブラジル産薬用植物辞典」を作成されました。大変な業績です。この辞典のお陰で「マクロビオティック酵素」のレシピが完成したと思っています。
そして久司道夫先生。先生はもうマクロビオティック理念の権威者で、ブラジル農場で育つ植物群を見て、味わって驚嘆され、そこから86種類の植物を厳選して、これ以上のない理想的な「マクロビオティック酵素」を生み出してくれたのです。先生方との出会いが私の宝物です。

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橋本幸雄会長と小野田寛郎氏

農場長として30年間ANB農場を管理

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橋本悟郎氏の「ブラジル産薬用植物辞典」

2000種類もあるブラジルの薬草を研究

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橋本幸雄会長と久司道夫氏

マクロビオティック理念の権威者で、86種類の植物を厳選し「マクロビオティック酵素」を生み出す

⑥マクロビオティック理念とは、どういうものですか?

久司道夫先生は、よくこうおっしゃっていました「マクロビオティックの原点は伝統的な日本食にあるんだよ。自然栽培の穀物、野菜、海産物そして味噌、麹、醤油など数々の発酵食品。これらをバランスよく摂取して腸内環境を良くすること。それによって健康な身体でゆったりと生活していく。これがマクロビオティックな生き方だよ」と。

⑦植物性発酵エキス「マクロビオティック酵素」の生産を決心したブラジル大地。そこでいくつもの奇跡があったみたいですね?

ありましたねぇ。農場は世界遺産パンタナール大湿原の入り口にある6800ヘクタール、ちょうど山の手線の内側と同じくらいの広大な面積。公害、汚染、農薬などとはまったく無縁の大草原で、南国の強い太陽のエネルギーを浴びて生命力溢れる無数の植物が育っている。そんな大地と出会った事がまず最大の奇跡だと思っています。そして発酵エキスを作るのに、栄養素、ビタミンやミネラルの配合が理想的と選んだ80種類の植物がすべてその大地にあった事も、また奇跡でした。

⑧水の奇跡もあったと伺いました。水の奇跡とはどういうことですか?

発酵食品を作るのに、仕込み水はとても重要です。ブラジル農場には自然が浄化する美しい4本の川と、毎日2500万リットルの天然湧き水があります。この湧き水が凄くて、農場の地下2000メートルにあるガラニー地底湖、日本の国土の3.15倍はあると言われていますが、その地底湖からダイヤモンド鉱脈を通って噴出しているのです。水質は硬度0.8という超軟水。この超軟水は素材となる植物の成分を十分に引き出す力を持っています。発酵食品の仕込み水としては、これ以上ない水質。農場にこんな水が豊富にあるなんて奇跡以外の何者でもないですよ。

⑨「マクロビオティック酵素」の最後の仕上げに土壌の奇跡。これはどういうことです?

酵素食品は発酵と熟成によって作られます。中には人工的に発酵を早め、熟成期間も1か月程度という酵素食品もあります。「マクロビオティック酵素」は自然の力に任せ何年もかけてじっくり熟成させます。それによって素晴らしい成果が出ました。 酸味が表れたのです。調べてみると、酵素に酢酸菌が含まれている事がわかったのです。農場では、何百本もの果物の木が植えられています。その熟した実が自然に落下して、土に還り、また翌年実ができて落下する。その繰り返しで農場にはたくさんの酢酸菌が含まれている事が分かったのです。酵母菌と乳酸菌の一次発酵と二次発酵の後、酢酸菌による三次発酵が奇跡のように起きたのです。 それにより風味、香り、消化吸収が抜群という他に類のない発酵食品が誕生したのです。

⑩ブラジルの農場に出会って43年。マクロビオティック酵素の開発を初めて23年。今のお気持ちをお聞かせください。

随分長い道のりでしたねぇ。ブラジル農場でこだわり抜いて誕生させた「マクロビオティック酵素」が、いま現代人の健康づくりに貢献しているのは、感無量の想いですね。それもこれも、先程申し上げた通り、小野田寛郎先生、橋本悟郎先生、久司道夫先生方のおかげです。私にとりましては、三人は大恩人の先生方です。